こんにちは。
今回は多くの方が愛用しているドクターマーチンの歴史とおすすめ着こなし方をご紹介します。
ドクターマーチン(Dr. Martens)は、シンプルかつ耐久性に優れたデザインで、世界中で人気を誇るブーツブランドです。その歴史は、戦後のドイツから始まります。
1. 誕生の背景
ドクターマーチンの起源は、1945年にドイツの医師、クラウス・マーチン(Dr. Klaus Märtens)さんが、自身の負傷をきっかけに開発した特殊なエアクッションソールです。第二次世界大戦中、スキー事故で足を負傷したマーチンさんは、軍靴が硬くて歩きにくいことに不満を感じ、より快適な靴を作ることを決意しました。彼は、柔らかく衝撃を吸収するソールを革のアッパーと組み合わせた試作靴を作り上げます。この革新的なソールは、後のドクターマーチンブーツの象徴となる「バウンシングソール(エアクッションソール)」の元になりました。
2. ブランドの創立とイギリス進出
クラウス・マーチンは、友人であり工学技師のハーバート・フンクと協力し、1947年にドイツで靴の製造を開始。彼らのエアクッションソールを使用した靴は、特に高齢者に人気が出ました。その後、イギリスの靴製造業者R. Griggs Group Ltd.がこのドイツ発のデザインに目をつけ、1959年にライセンスを取得。グリッグス社はソールの形状を改良し、特許を取得。加えて、イエローステッチ、ヒールループ、シルエットなど、今日まで続くドクターマーチンの特徴的なデザインを取り入れました。
1960年4月1日、イギリスで初めてのドクターマーチンブーツ(モデル「1460」)が誕生。これが、現在でも最も有名なモデルであり、名前の由来は発売日である「1日(1)」と「4月(4)」、「1960年」から来ています。
3. サブカルチャーとの結びつき
ドクターマーチンは、当初は労働者向けの実用的なブーツとして人気を集めましたが、1970年代に入り、パンクロックやスキンヘッド、さらにはグランジやゴスといったサブカルチャーの象徴的なアイテムとしても支持されるようになりました。特に、英国の音楽シーンにおいては、パンクバンドのメンバーがステージでドクターマーチンを履くことが定番となり、これがブランドの知名度を急速に高めました。
4. グローバルな成功
1980年代以降、ドクターマーチンはファッションアイテムとしても注目され始め、世界中での人気が急上昇。90年代には、アメリカのグランジバンドのメンバーや、ストリートファッション愛好者にも広がり、ファッションと音楽の両方で欠かせないアイテムとなりました。ブランドは、様々なコラボレーションやモデルを発表し続け、現代でも幅広い層に支持されています。
5. 現代におけるドクターマーチン
今日、ドクターマーチンはクラシックなデザインを守りながらも、新しい素材やカラー、デザインを取り入れたモデルを展開しています。また、ファッション業界におけるサステナビリティの重要性が高まる中、環境に配慮した製品ラインも開発されています。ブランドのエッセンスである「反骨精神」と「実用性」はそのままに、時代に合わせた進化を遂げているのが特徴です。
ドクターマーチンのブーツは、シンプルでありながらも強い存在感を持ち、世代を超えて多くの人々に愛され続けています。
6.ドクターマーチンおすすめ着こなし方
ドクターマーチンのおすすめ着こなし方はドクターマーチン×デニムです。この組み合わせはカジュアルとフォーマルのバランスを取ることのできるスタイルです。このコーディネートは、着こなし方次第でさまざまなシーンに対応でき、シンプルでありながら洗練された印象を与えます。個人的には細身のデニムよりフレアデニムやバギーデニムなどゆとりのあるデニム、また色の濃いインディゴやブラックデニムと合わせることでカジュアルと綺麗めな印象を中立させより洗練されたスタイルを演出できます。
個人的にはもともと労働者むけの靴であったことから同じような背景で製造されたデニムと合わせるというのはなんだかロマンがあって好きです。(個人的な感情ですいません)綺麗な服と合わせていたり状態のいい綺麗な印象の強いドクターマーチンですが私的には履きつぶしたり、武骨に合わせるくらいがちょうどいい靴だとも考えています。
結論どんな組み合わせ合わせ方でも輝ける最強の革靴ということです!
1足あれば組み合わせ方は無数にも広がるドクターマーチン
おすすめの1足ですのでぜひ挑戦してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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